2011-03-05 心筋梗塞の顛末⑤
_ 私はミイラ
手術後、まる二日間はまるでミイラ。
心臓への負担を減らすため、ほとんど動くことが許されない。
ベッド上で背中を起こす許可がでたのが三日目、
リハビリを進めてトイレまで歩けたのは五日目。
なんとそれまで、大便は我慢していた。
実は、小便できたのも二日目になって初めて。
横になったままで、尿瓶に尿を出すことができなかった。
頭はOKして出そうとするが、体が従わない。
小便できないことが、あんなに辛いものとは思わなかった。
_ ダメージは小さい
歩けるようになるまでの五日間、酷い頭痛に悩まされた。
点滴で打たれている血管拡張の薬のせいか、
あるいは自由に動けないせいか。
首や肩がガチガチに凝っていて、一日中割れるような頭痛。
だけど、肝心の心臓は予後順調だった。
心臓へのダメージは最小限(先端部:心尖だけ)で済んだようで、
後遺症はほとんど気にしなくていいだろう、とのこと。
壊死が進んでしまった場合、心筋は再生しない組織なので、
心室が徐々に拡張しながら石灰化していくそうだ。
おそろしや。
_ 病棟はいい環境じゃない
一般病棟に空きがなく、ずっと救急救命病棟で過ごす。
声がでかくて困る話好きな爺さんがいたり、
病気で性格の捻じ曲がった嫌な奴がいたりと
けっしていい環境とは思えなかった。
ただ、看護士さんはみんな前向きで元気で明るくて、
かつ、綺麗なお嬢さんばかりだったのが救い。
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