2011-03-03 心筋梗塞の顛末③
_ 痛み
手術中は、手首だけの部分麻酔だった。
正直、辛かった。
鋭い痛みはないが、鈍痛というか、右前腕がずーんと。
「痛くないですか」と聞かれ、「痛いです」と答えると、
部分麻酔を追加されるものの、たいして変わらず。
血管の中を何かが通っていく感覚も、
何ともいえず気持ち悪い。
_ 手術中①
2時間ずっと同じ姿勢なので、
肩や首がこわばり、だんだん痛くなってくる。
時折、造影剤の注入であちこち熱くなるのは面白い経験だが、
とにかく2時間の手術はずっと苦痛の連続だった。
バルーンで血管を拡張するときは、
当然ながら血流が停められるわけだから、
人工的に心筋梗塞を起こしている状態。
地獄の苦しみ。
_ 手術中②
事前に術式の説明は受けているので、
周囲の動きや音で、何をしているかの想像がつく。
タタタタッタタタタッというけたたましい音が、
バルーンを膨らませるコンプレッサーなんだろうな、とか。
途中、多分狭窄部の拡張がうまく行って戻した瞬間だろうけど、
突然、胸がスーッと軽くなった感覚があった。
あとで、「血流が復活した瞬間、心臓がドクッと動いた」と
担当の小林先生から話があった。
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