mano.cat Diary


2011-03-03 心筋梗塞の顛末③

_ 手術

2/19(月)21時、手術が終了。

右手首の動脈からカテーテルを通し、

左冠動脈前下行枝の狭窄をバルーンで広げ、

ステントを一箇所に留置する手術だった。

_ 痛み

手術中は、手首だけの部分麻酔だった。

正直、辛かった。

鋭い痛みはないが、鈍痛というか、右前腕がずーんと。

「痛くないですか」と聞かれ、「痛いです」と答えると、

部分麻酔を追加されるものの、たいして変わらず。

血管の中を何かが通っていく感覚も、

何ともいえず気持ち悪い。

_ 手術中①

2時間ずっと同じ姿勢なので、

肩や首がこわばり、だんだん痛くなってくる。

時折、造影剤の注入であちこち熱くなるのは面白い経験だが、

とにかく2時間の手術はずっと苦痛の連続だった。

バルーンで血管を拡張するときは、

当然ながら血流が停められるわけだから、

人工的に心筋梗塞を起こしている状態。

地獄の苦しみ。

_ 手術中②

事前に術式の説明は受けているので、

周囲の動きや音で、何をしているかの想像がつく。

タタタタッタタタタッというけたたましい音が、

バルーンを膨らませるコンプレッサーなんだろうな、とか。

途中、多分狭窄部の拡張がうまく行って戻した瞬間だろうけど、

突然、胸がスーッと軽くなった感覚があった。

あとで、「血流が復活した瞬間、心臓がドクッと動いた」と

担当の小林先生から話があった。

_ my half broken heart

我が心臓は、辛抱強かったのだ。

二日半、酸素を待っていたのだ。

よく頑張った。

ケアせずほったらかしですまなかった。


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