2012-11-09 渡豪した妻から
_ 充実しているらしい
三里が渡豪して11日経過。
毎日メッセージやメールが来る。
昨日までは観光や住処のことばかりだったが、
やっと仕事についての話題が出た。
宝石店で働くことになったとのこと。
楽しそうな文面だった。
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家では、毎日、寝転がってテレビを観て、
掃除して、洗濯して、料理して、
タマにみどちゃんとダンスに行って外食して・・・
の繰り返しばかりの生活をしていたから、
絶対、よくないと思っていた。
住んでいる世界が狭くなる。
そうすると考えるのは身の回りのことだけ。
半径3mの日常、などとNHKコンシェルジュで
おばさんが幸せそうに歌っていたが、
それで幸せになれるわけがない。
どうでもいいような小さなことが気になり始めて、
それを理解しない同居人に不満が溜まって喧嘩して・・・
そういう哀しい状態に陥るに決まっている。
が、外に出ろとか働けとか言うと怒るだろうし。
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だから、彼女は渡豪してよかった。
正直なところ、
やはり僕にとっては最悪の結末が待っていると感じる。
このまま、もう二度と一緒に暮らすことはない。
お互い、この先は別の人生を歩むことになる。
それでも、彼女にとってはよかった。
そう思う。
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事故など起きず、
彼女が楽しく暮らせますように。
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