1898年着工。1914年にはサグラダ・ファミリアの建築に没頭するため
工事を中断(繊維工場は1973年に閉鎖)し、地下礼拝堂のみの未完成作品となった。
しかし、コロニア・グエル教会の地下聖堂は、ガウディの最高傑作と言われている。
グエルは、サンタ・コロマデ・セルベジョ村に60ヘクタールの土地を購入し、工業団地(コロニア)と繊維工場を建設する構想を温めていた。
ガウディが任されたのは、その中心となる教会(コロニア・グエル教会)の設計である。
教会には、父(神)、子(キリスト)、聖霊をあらわす3本の塔が建つ予定であり、ガウディはこの建築物の設計にあたって、フニクラという逆さ吊り実験を十年以上の歳月を費やして行った。
複数の紐でおもりを支えるとき、紐が作る曲線は、上下を返せばそのまま建築物の重さを支えるもっとも単純で堅固な柱の曲線となる。
自然に学び、自然や重力と調和した建築物を目指すという彼の考え方を、まさに具現した構造設計であった。重力を支える傾きと曲線を持った柱は、周囲を驚かせた。
サグラダ・ファミリアに保管されているフニクラ模型は、コロニア・グエル教会の上部構造のものである。
窓が蝶の羽のように開くステンドグラスはジュジョル作。破砕タイルによる装飾もジュジョルによる。
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