54歳時に設計。1905年から1907年にかけて実業家のペレ・ミラの邸宅として建設された。現在は集合住宅として4世帯が居住している。
直線部分をもたないデザインは非常に壮麗かつ印象的な建物である。外観の波打つ曲線は地中海をイメージして作られたという。
すべての壁が緩やかな曲面を持ち、玄関や窓などの造形も幻想的な雰囲気を醸し出している。
一つ一つ異なるバルコニーは、素材として鉄を用いながら、波に漂う海藻のような柔らかな造形を生み出している。このバルコニーはジュジョルの手によるもの。
内部は天井も壁も波打ち、窓からの計算された採光とあいまって独特の雰囲気をかもし出す。
また、建物は三つの吹き抜けを持ち、施主であるミラは3階に屋内テラスつきの住居を構えていた。
屋上にはやはり独創的なデザインの煙突や階段室が立ち並び、夢の中の風景に例えられる。皮肉にも建設当時のバルセロナ市民はカサ・ミラを醜悪な建物と受け止め、その外観イメージから「石切場(ラ・ペドレラ)」というニックネームをつけたが、今日ではバルセロナを代表する歴史的建造物となっている。
現在、内部は1階が店舗、最上階がガウディ建築に関する博物館になっている。
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