mano.cat Diary

_ 準備

また、あれこれ捨てたいと言われた。

汚くて狭いからだと。

捨てるんじゃなくて、

奥のひと部屋を僕の部屋として、

そこに入れさせてくれないか。

君が邪魔に思うものはすべて片付けて

その部屋の中で管理するから。

そう言ったら、それでも嫌だと。

僕が死んだ後、結局捨てなきゃいけない。

だから、今のうちに捨てるものは捨てたいと。

・・・僕が死んだときの準備を始めている。

確かに、そう遠い未来の話では

ないかもしれないけれど

生きている間、せめて僕の部屋は

僕の好きにさせて欲しい。

だから、やはり外に部屋を借りよう。

僕のものはすべてそっちに引越そう。

死んだら丸ごと廃棄処分でかまわない。

僕にとっては居心地のいい家だったのに、

そんなに嫌われているとは思わなかったよ。