mano.cat Diary

_ また行き違い

スーパー銭湯「風と月」に、

今回は三里とみどちゃんと三人で。

岩盤浴でのんびり5時間も過ごし、

そろそろ帰ろうか、と

待ち合わせをしていたら、

みどちゃんが風呂から戻らない。

いくらなんでも遅い、と見に行ったら、

打ち合わせと違う場所で待っていた。

腹をすかせていたこともあって

三里が怒ってしまい、

帰りの車内は極めて嫌な雰囲気に。

しかもいつまでも責め口調で、

挙句の果てに

「どうして打ち合わせと違う場所に」などと

言い始めたのを聞き、

ぼくも頭にきてしまった。

あんた、その口でそれを言うか。

みどちゃんは場所を間違えて待ちぼうけしただけで、

困って外をウロウロ探している夫を放り出して

勝手に一人でチェックインしてしまう妻より

ずっとマシじゃないか。

あのとき、僕がどれだけ寒い思いをして

君を探し続けたていたか。

二時間以上も。

気分屋で、何かにつけて突然気分を害してむくれ、

こっちの都合なんか気にしないから振り回される。

もう慣れっこだと思っていたが、

正直なところ、こんなことがずっと続くのでは、

と、少なからず気が重くなった。

_ 身の置き場所

結婚すると、家に居たくなくなる、

家には自分の居場所がない、と話す人が多かった。

自分に限ってそんなことはないと思っていたが、

ぼくの持ち物がどんどん捨てられ、

大事にしているものが片付けられ、

少しずつ居心地が悪くなっていくのを感じる。

刀や映画のDVDやギターも片付けてしまったら、

そこにもう、ぼくという人間の個性はない。

ここはぼくの部屋ではない。

外に、借りようか。